2011年5月24日火曜日

Fermentation temperature of composts on Pachube: ぼかし肥料、発酵中。


微生物達のシンフォニー。
芳しい味噌の香り。
醸すぞ、醸すぞ。
現在、ぼかし肥料が発酵中。
発酵温度はこちら

Microorganisms play the symphony.
I smelt the smell of the miso.
It has fermented, fermented!
The shadeing off fertilizer is fermenting, now!
You can observe the fermentation temperature here.

Fermentation temperature of composts on Pachube
放線菌で真っ白に発酵したぼかし肥料。/ Fertilizer that ferments pure white by ray fungus.

2011年5月11日水曜日

ぼかし肥料作り-2: Pachubeで発酵熱オンラインモニタリング



センシング中データのタグクラウド。Pachubeトップページより。

Pachube (パッチベイ)』はインターネットを介してセンサーなどからの環境データをリアルタイムに共有できるサイトだ。
ユーザ登録すれば誰でも計測した環境データをアップロードできるし、APIを利用することによって
公開アップされている全てのデータに様々なアプリケーションからアクセスが可能である。
トップページのタグクラウドではユーザが公開している様々なデータがどのような種類のものなのかが伺える。

radiation(放射線)
elevation(標高)
gas connections(ガス接続)?
watts(ワット数)
humidity(湿度)
longitude(経度)
Co2(二酸化炭素)

各タグの遷移先では、そのタグをつけているセンシングデータの配置を表示した地図が観れる。
試しに「radiation」をクリックしてみると…

radiation
恐ろしい結果が返ってくる。
現在進行中の東京電力第一原子力発電所人災によって飛散した放射線のリアルタイム計測である。

各マーカーをクリックするとセンシングのフィードの画面に遷移し、データグラフが表示される。
フィードには複数のデータストリームが表示され、その場所でどんなデータがリアルタイムに計測されているかがわかる。
ちなみに以下のフィードは、僕がリアルタイムに公開しているぼかし肥料の発酵熱と気温・湿度・露点温度である。


Pachube フィード画面 Fermentation temperature of composts
今回はArduinoEthernet Shieldを使い、自作したぼかし肥料の発酵熱をリアルタイムでモニタリングしてみる。
使用する部品は以下。


参考サイト
(こちらのサイトでは、Sparkfun Pachube製のガイガーカウンターモジュールSEN-09848を使用してPachubeにアップロードするための詳細な情報あり。
大変参考にさせていただきました。Sketchの一部分使わせていただいております。)

参考リンク先にはArduinoとPachubeを接続するためのたいていの事が書いてあるので、ここでは割愛する。
Pachubeにユーザ登録してフィードとデータストリームを設置した後、回路図とArduino、Ethernet Sheild、Ethernetケーブルをルータにつなげて
以下のスケッチをアップ。

CompostsFermentationTemp2Pachube ▼
PrivateSetting.h ▼

ぼかし肥料とともにベランダに設置。
リアルタイムのデータはこちらから。
Pachubeのサーバとは別のサーバにログを溜める予定だったけど、なぜかこれはうまくいっていない。
サーバにあるログ処理スクリプトを直接叩くと思ったとおりにログファイルが生成されるので、SketchからPHPが叩けてないっぽい。
原因調査中。



2011年5月10日火曜日

ぼかし肥料作り-1: Pachubeで発酵熱オンラインモニタリング

- Fermentation temperature of 'Slow working fertilizer' on Pachube -


ぼかし肥料とは、有機肥料を微生物によって発酵させて作る堆肥である。
発酵していない肥料を土に混ぜ込んだ時、量の加減にもよるが葉が萎れてしまったり黄色くなってしまう場合がある。
あれは肥料焼けといって、急激に過多な栄養分を与えることによって起こる。
多くの市販の肥料は発酵という過程を特別に踏んでいるわけではないので、肥料の効きは早いけれど効果は長続きしない(その都度買わなくてはならない)。
短い期間の中で急激な栄養分を与えるわけだから見た目の効果はあるが、与える量に気をつけないと逆効果になる場合がある。
人間で言うと塩分を摂り過ぎて口内炎ができるようなもの?だと思う。
ぼかし肥料は一定期間発酵させることによって上質な有効菌の塊となり、肥効が長続きする。
穏やかに効き目があることから「ぼかし」肥料というらしい。


The 'Slow working fertilizer' is compost that ferments an organic fertilizer by the microorganism and makes it.
When you mix the fertilizer that has not fermented with the soil, though it depends on the mixed amount, the leaf might wilt and it become yellow.
This phenomenon is said the fertilizer scorch, and happens because they give the plant a rapidly excessive nutrient.
It doesn't last long the effect though working of the fertilizer of them is early, because a fertilizer a lot on the market doesn't spend long time in fermentation.
I should buy it many times by just that much.
Because a rapid nutrient is given in the short span of time, externals are effective.
But, if we do not take care them about the amount in which the fertilizer is given, we occasionally keep not good.
It thinks like being able to do the stomatitis by taking salinity too much when comparing it with man it.
We can change it into the mass of a high quality bacterium by fermenting the fertilizer at long time.
It is 'Slow working fertilizer'.
The 'Slow working fertilizer' continues slowly the effect, and continues for a long time.
The Japanese name is 'BOKASHI-HI' ('BOKASHI' means 'slowly' in Japanes).


ぼかし肥料を仕込むプランター。: Planter to whom I train fertilizer

使っていないプランターが二つあったので、この中にぼかし肥料を仕込むことにした。
材料と配合比(容量比)は以下。

I decided to train the fertilizer to two planters who had not been using it.
Material and compounding ratio rate is...


  • 米ぬか: Rice bran / 4
  • 油かす: Oil meal / 4
  • 魚かす: Fish meal / 1
  • くん炭: Charcoal / 1
  • なまごみ処理用EM菌入りぼかし: EM Bacterium / 一握り: A little
  • 50℃のお湯200cc: Hot water of 50℃ / 200cc
  • 糖蜜の代わりのシロップ 3個: Molasses
  • 一晩汲み置いた水道水: Tap water that is drawn at night and put
参考:EM菌のある暮らし

EM菌とは Effective Micro-organisms の略、つまり有用微生物の群体である。
材料にはもともと付着している微生物がいるが、EM菌を混ぜることによってさらに発酵の質が上がるという。
なお、僕の畑の管理者でぼかし肥料を作っておられる方に聞いたところ、EM菌はどうも嫌気性であるとのこと。
つまり、なるべく密閉させた容器の中で発酵させた方がよいのだという。

The EM Bacterium is abbreviation of Effective Micro-organisms.
Though the microorganism originally adheres to the material, it is said that the quality of fermentation will go up further by mixing the effective microorganism.
According to the heard story, the effective microorganism seems to be anaerobic.
Therefore, you should ferment it in the container in which it sealed up as much as possible.


ひたすら混ぜ込む。: Mixes and mixes!

プランターを100円ショップの黒いゴミ袋で覆う。
その中に米ぬか、油かす、魚かす、くん炭を少しづつ混ぜていく。
均一に混ざり合うようにしなければならない。
かつおぶしの香りが立ち込めるが、これは魚かすの匂いだ。
材料を混ぜ終えたら、シロップを溶かしておいたお湯と水道水をまぜ、少しずつ材料に混ぜていく
(本当は糖蜜がよいのだけど、手持ちがなかった)。

The planter is covered with the garbage bag with black 100yen store.
I mix rice bran and oil meal and fish meal, and charcoal, EM bacterium with the material little by little.
It should mix evenly.
I smell the smell of the dried bonito.
When you finish mixing the material,
I mix the hot water and tap water that melts molasses, and I mixes it with it as the material.


均一に混ぜられた発酵材料。: Fermenting agent uniformly mixed.

手でぎゅっと握り、: I firmly grip the fertilizer by the hand...

指で押すとポロリと崩れる。これが水分60%。: The fertilizer collapses with [porori] when pushing by the finger.Moisture 60%.

発酵の過程で生じる熱によって悪玉菌が減り、その後から有効菌が増え始める。
水分の具合が悪いと腐敗してくされぼかし肥料となり使い物にならなくなるので、温度はなるべく有効菌が繁殖しやすい60℃、水分は60%に保つ。
ぼかし肥料の作り時は真冬がよいのだという。
温かい時期だと水分調整が難しく、虫が沸きやすいからだ。
気温が高いと発酵が進むので、冬よりは完熟までの期間が短くなる。
とりあえず仕込みはこれでOK。

The number of bad bacteria decreases by the heat caused in the process of fermentation, and the number of good bacteria begins to increase afterwards
Because the fertilizer rots when the condition of moisture is bad, the temperature is 60℃ to which good bacteria breed easily as much as possible, and moisture is kept 60%.
It is said that the midwinter is good at the time of making the fertilizer.
It is because the insect boils easily when it is warm time the moisture adjustment is difficult.
The period until ripening into full maturity shortens more than winter because fermentation advances when the temperature is high.
The training of the fertilizer is OK.


森林地帯を歩いている時、すこし甘酸っぱい匂いがする。
そして、良い土からは、森林地帯を歩いている時のような匂いがする。
それは有効菌の匂いであり、土そのものであるのだ。
ぼかし肥料もうまくいくとそのような匂いがするみたいだ。

When walking in the weald, we smell a sweet smell a little.
And, we smell the smell when walking from a good soil in the weald.
It is fragrant of an effective bacterium, and it is a soil.
When the fertilizer making goes well, we can smell the smell.


ビニールで覆う。: It covers with the vinyl.
さて、せっかくなので、Arduinoで発酵熱を計測することにした。
どうせならリアルタイムに計測値がみれるように、次回は環境データ共有サイト『 Pachube (パッチベイ)』にデータをアップロードしてみることにする。

I decided to measure the fermentation heat by using Arduino.
I want to have the measurement value can seen in real time.
I will up-load data to the environmental data common site 'Pachube'.



2011年3月26日土曜日

定点観測データロガー -9 : 観測用シールド RTC Ver.


RTC8564モジュールを組み込んだ定点観測シールド。
定点観測データロガーシールドHoneypot2 回路図

フィールド設置用。

温度センサのオペアンプ抵抗値を調整。
温度センサLM35DZの値をSHTセンサの温度計測値と同じになるように調整する。
以下のテスト用スケッチを使用。

Sketch: Honeypot2_sensor_test(センサーテスト用) ▼

温度の校正テスト。SHTセンサの温度値に合わせる。


校正後に、以下のスケッチを順番にアップする。
フィールドセット用スケッチを書き込む前に、RTC8564モジュールが前のアップスケッチでの設定を引き継がないように
強制的に日付時刻とタイマー設定をセットするスケッチ。

Sketch: RTC8564DatetimeInit(日付時刻設定用) ▼

フィールド設置用スケッチ。

Sketch: Honeypot2_timestamp_sleep(セット用) ▼